日記
のしろ会議にお呼ばれして
8月くらいの話なんですが、「のしろ会議」という会議にゲストとして呼んでいただきました。
会議といっても堅苦しいものでなくて、のしろに住む人やゆかりのある人が登壇して
①自己紹介
②今ののしろに思うこと
③これからやっていきたいこと
を話すというとてもフランクな会です。
能代市のリノベーションおしゃれ空間、カフェ&アソビバよんのろくで2ヶ月に1度のペースで開催されています
(実は10月も一般参加してきました)
毎回年代も職業も違うゲストが登壇するのも魅力的なのですが
この会議に出る人はみんな能代愛が強い人なので、参加することで横のつながりができて面白いです
若い人は高校生、最年長は75歳まで参加しています。
さて、僕が何を話したかというと
メインテーマは「当事者(住んでいる人間)は気が付きにくい」ということで
中身は大きく分けると2つです
①今ののしろに思うこと→住めば都という危機感のなさが僕を蝕んでいる
②これからのこと→味方は近くに置け、敵はもっと近くに置けという兵法を見習う
ですね、たぶん。
※会議の前に、実行委員の方と2時間くらいお話しして打ち合わせしたのですが、
当日は会場に行く途中で考え付いた一切関係ないことを話したので、なんだか言葉足らずで
今一度文章に起こすことで頭を整理しようと今日PCを開きました。
自己紹介は「120年続く精肉店の片隅でコーヒーを焼いている神馬です」で終わってしまったので割愛します
「医学部出たのに病院やめて実家も継がずコーヒー屋になったあほな奴です」でもよかったのかもしれないと反省はしてます
①このままじゃ昼ごはん難民になる
昼ご飯くらい作れやって思われるかもしれませんが、たまには外食したくなるじゃないですか
会社員時代から「ランチどこ行く~?」とか「どう?帰りに一杯やってく?」みたいなのにあこがれてたのでここだけは譲れないのです
僕が暮らしている駅前通り周辺には食堂が4軒(中華そば1、町中華2、洋食1)あるのですが代替わりして後継ぎがいるのは2軒だけなんです。
僕も周りから「なんで店継がないの?」と言われるのことが多いのであえて言いませんが
「誰か店を継いでくれるならやりたい人がやってくれないかな」くらいには思います。
ないと困る、けど、まあなければないで何とかするっていう気持ち
これはおそらく衰退の第一歩なんでしょうね。でも今この感情はどこでも蔓延している気がするんです。
それが僕の今思うことであり、危機感をもっているわけです。
どこかの知事の言葉を借りれば「どげんかせんといかん」事態なのです(古いか……)
②たまに帰ってくる奴にイラっとしてたこと
年に一回くらいしか返ってこないやつが「二ツ井もすたれたなー」とか「さびれたなー」とかいうんですよ。
僕はそれにいちいちイラっとしてしまうんです
なので今年のお盆は極力人に会わないようにしていました。
そりゃあ人も減ってるし、建物は劣化します
それでもこちとら地元でなんとか頑張ってるからこそ、うっせえなって思うんです。
町も人も変わってゆく、果たして僕はどうだろう
っていうFIELD OF VIEWの歌詞がなんとなく耳障りな今日この頃であります
僕自身も「地元がさびれていくのは悲しい」という想いがあったし
結局それがきっかけで戻ってきたので、数年前まではイラっとさせる側の人間だったと思うんです。
じゃあ地元をどうしたいのか。
別に都会と同じみたいになればいいってわけじゃないのでしょう。
町も人も変わるとして、変わらないのは、思い出でしょうか
たまに帰ってきた地元がめっちゃ近代化してたら、それはそれで嫌じゃないですか笑
でもね、良くも悪くも住めば都なんですよね。
なくても何とかなるっていう気持ちと、
たまに帰ってくる人間を面倒くさいと突っぱねてる自分自身が一番よくないです。
これからはもっと「よそから見ている」人の意見を大事にすべきなんだよなーって改めて感じたわけです。
次回のしろ会議は12月23日です。
この日はいけませんが、2月は何とかして参加したいと考えております
I come back again
最近、気になっていたCDを買いました。
I come back again/松元治郎
という、結構昔のCDです。
松元治郎って誰だよ。って思った方は多いと思います。
僕も初めはピンと来てなかったんですけど、声ですぐわかりました。
和久二郎さんです。(誰だよ)
大好きなグループの第3期のメンバーです。
僕は断然初代の上杉さん推しで、いまだに追っかけたりCDを買ったりしているのですが、今、そのグループは第5期が活動していて(上原さんも好きですよ)、たまに3期の曲を歌うのです。
それで、改めて3期の曲の良さに気付かされるんですね。アニソンでよく耳にした曲もいいんですけど
雲が流れる方へ
Where there's a will...
Time washed away
あたりのバラードが、すごくいいんです。
最近車の中では、ずっとAWAKEというアルバムをリピートしています。
昔受け入れられなかったものが、「これはこれでいいじゃない」と受け入れることができるようになってきました。
さて、6ヶ月ぶりに日記を更新して何の話をしているんだろうかと思われるかもしれませんが、要約すると
I come back again ということです。
日記にではなく、6の市にです。※この半年の出来事は近日中に書きます
そうです、北高跡地の「6の市」に、風が強くて逃げ出したコーヒー屋がcome backしていました!
6/16のイベントから、7/6そして次回の7/16も参加予定です。
6/16は凪でした。
7/6はテントは飛ばされなかったものの、抽出後のドリッパーを飛ばされ(ドリッパー欠けました)、次にコーヒーキャニスターを飛ばされ(中身の豆をぶちまけました)、久しぶりに能代の洗礼を受けました。
でもまぁ、これはこれで、乗り越えたらなかなかの経験値になるかな?という想いで、雪が降るまでは継続しようと考えております。
ということで、僕の市日出店は
6の市(木〜日曜日で用事がない日は出たい※但し冬季は除く)
扇田市日(木〜日曜日でよほど大事な用事でない限り出るつもり)
早口市日(家庭問題にならない限り出続ける)
の3つになりました。
いつのまにか大館市比内の扇田市日にも出ています笑
某農家パン屋さんには「色気づいた店」と揶揄されていますが
自分としては「市日らしくない店舗を作ろう」というテーマがあるので、カスタムできて満足です笑
ちなみに、早口市日のほうもこぢんまりしたスペースに移転して
さらに色気づいています
ちゃっかり、アイスドリンクとかも出しています
参加不参加に関しては、ホームページかInstagramをご参照ください。
※なんだか知らないうちに飲食店サイトなどに我が店が載っておりますが、基本的に公式ホームページかInstagram、Facebookの情報が最新です。
その他のサイトやSNS等で見かけた営業情報に関しては、一切責任を負いませんのでご了承ください。
半年間駄々っ子してお願いしたクッキーパンを、某農家パン屋さんが作ってくれて、市日に行くモチベーションが爆上がりしている店主でした。
佐藤弦。秋田展。にて
まず最初に、誰?って思った方、いますか?
正直に答えてください。そして安心してください。
自分もです。
さて、謎多きこの人物、佐藤弦さん、個展を開くからには芸術家なのかな?
と思ったらそうではありません。
弦さんは県外から移住してきた介護福祉士兼ライターさんです。
作業療法士兼コーヒー屋の自分としてはとても親近感がわく肩書です。
弦さんはInstagram等でパワーポイントを駆使して介護に関しての情報や、人間関係の構築及びうまい生き方
様々なツールの活用方法や、実際に使用しての体験談をまとめて発信しています。
あと、カレーライスが大好きです。
さらに、以前お世話になった能代地域おこし協力隊である
佐藤香蓮さんの旦那様でもあります。
△香蓮さんは参加者に焼きいもを配っていました
△この機械、めっちゃいいです
弦さんの旧姓は井上、そう、弦さんは結婚に際し、苗字を変えたのです。
移住6年目にして二度目の個展
ずばり今回のテーマは「結婚、移住、ふく業」です。
たとえば結婚
→実際に苗字を変えた弦さんが経験した大変さを紹介して、そのうえで
「もし苗字を変えるならどんな苗字にしたいか」を考える
※弦さんは井上→佐藤で画数が増えたので、苗字は「一(にのまえ)」がいいと言っていましたが……
着眼点が独特で……笑
ちなみに自分は「神馬」というレアな苗字なのですが
電話で予約するときとか何度も聞き返されるのが面倒で
「千葉」と名乗ることが多いです
他にも
どんな所に住みたいか、どのような仕事をして暮らしたいか
という弦さんが移住して6年、前回の個展から3年の中で感じたことをテーマに
弦さんが考えたツール「展開くん」を用いて、訪れた人が自分を見つめなおす参加型のスタイルとなっていました。
さて今回は個展をサポートしつつ、自分の商品をちゃっかり売り込むために
個展参加者に「コーヒー無料配布(先着50名)」という企画を引っ提げて臨みました
弦さんは「ほぼ知り合いだから混まない」と言っていたのに
10時の開場から次々に人が訪れ
会場のあちこちで話に花が咲き
準備していたフリーコーヒーはすっからかんになりました。
△五城目「ものかたり」に合う和服で参戦
自分が思っていた個展のイメージとは違い
弦さんの様々な友人たちが世代を超えて交流したり自分と向き合ったりで
終始和やかであり、誰が主役なのかわからない賑わいぶりでした。
弦さんはたまに亀とかに主役をとられて
「ちょ、主役は俺だからね!」
とめっちゃ焦ってました(笑)
弦さんの人望というか、人柄がでる、いい個展でした。
弦さん、香蓮さん、お疲れさまでした。
二ツ井に引っ越してきたお祝い、家の中が落ち着いたらやりましょうね!
きみまち二ツ井マラソン出店報告
今日はきみまち二ツ井マラソンの物産フェアにて、初の露天営業でした。
のんびりハンドドリップしたい自分にとって
初回からこのイベントはかなりハードルが高かったです。
昼ごはんを食べる時間もないくらい忙しくて
危うくコーヒーが嫌いになるかと思いましたが
そんなことは全くありませんでした。
来月からは能代と大館の朝市に出店します。
のんびりとした雰囲気で、じっくり丁寧にドリップしたいです。
その前に10月22日の土曜日
五城目町「ものかたり」にて
介護福祉士兼ライターである佐藤弦さんの「3年に1度」というレアな個展に出店します。
会場内では販売のほかに、ブレンドコーヒーを無料で提供しますので、ぜひコーヒーを片手に個展を楽しんでください😃
さて、介護福祉士兼ライターの佐藤弦さん、いったい何者なのでしょうか?
個展をやるからには、芸術家なのかな?
と思って調べましたが、調べれば調べるほど、謎深い人物です。
イベント「脳卒中と夏祭り」参加報告
だいぶ癖があるイベントとポスターだったので、お店に来た方は気になっていたのではないでしょうか?
去る8月21日、八戸市マチニワで開催された「脳卒中と夏祭り」にコーヒー屋として参加してきました。
このイベントは私と同じく保険外リハビリを提供している「私のリハビリ」代表作業療法士の柴崎元さんと
脳卒中の当事者や家族、療法士で構成される団体「One Feels」の企画するイベントです
本来ならば先輩である柴崎さんについても書きたいのですが、柴崎さんもかなりの曲者ですし、書き始めたらきりがないので
本日は割愛させていただきます。またの機会に!(多分書かないやつ)
山梨にいる私たちの師匠は、ずっと以前から
「当事者が立ち上がらないと、声を上げないと、社会には関わりを持てない」
と仰っていたのですが、今回のイベントはまさにそのきっかけになるものであったと感じています。
One Feelsは「あきらめない」「引きこもらせない」をモットーに
日曜日の散歩や、パラ陸上など様々な企画をしています。
今回の「脳卒中と夏祭り」は一般公開イベントでありだれでも参加できます
誰でもというのがかなり重要で、どうしてもリハビリとか脳卒中とかが表題につくと逆に壁を作ってしまうような感じがするのです。
実際に私がやっている事業もリハビリとつくと「病気やけがをした人しか利用できないのかと思った」というご意見を耳にします
カフェも(批判するわけではありませんが)認知症カフェやユニバーサルカフェという名前が付いたとたんに
入りにくくなるような気がします。本来は「どなたでもご利用できます」なはずなのに
しかしそれは、利用したことがないから、関係ないと思って興味を持たないから起こる事象であって
私たち療法士も、そして脳卒中の当事者も、もっと広い世界・社会に発信していく必要があるのです。
その入り口として、今回のような公開イベントができたというのは非常に大きかったと感じております。
さて、当の私は何をしていたかというと
当日のために焙煎した「脳卒中と夏祭り」オリジナルブレンドと、オリジナルドリップ作り体験という企画を引っ提げて乗り込みました
「人は作業する生き物である」という日本作業療法士協会の文言にならって、ものを作る楽しさを味わってもらおうと企んでいたわけです。
が、しかし
イベント主催者の「なんか治療コーナーがないと面白くないよね?神馬君やらない?」のひとこで
苦し紛れの10分整体「肩甲骨はがし」500円という看板を出したがために
まさかの行列!!
気が付けば21人に施術して、5時間のイベントのうち4時間も費やすことに
コーヒー売って子供たちと戯れている場合ではない!
ほのぼのした会場で、なぜか孤軍奮闘!
アシスタントさんが頑張ってコーヒーを売ってくれましたが、自分はへとへと、指はプルプルで翌日はまさかの全身筋肉痛
「病院やめてから、一日何人も診る機会なくてなまってただろうから丁度よかったじゃん。もっと集客してあげようか?」と、したり顔の柴崎氏。
来年こそは、行き当たりばったりでなく計画的に、物事を進めたいなと反省しました。
そういえば、忙しくて昼食をとる暇がない私にアシスタントさんが「時間あるときに食べてください」とお昼を買ってきてくれました。
中を開けると「熱っ!え?」たこ焼きです。アツアツのたこ焼きです。
なんだこれ、何かのフリなのか?
と一瞬疑いましたが、「冷めてもおいしいようにと思ったんだな」と自分に言い聞かせながら食べました。