日記
珈琲屋を2年やってみて
コーヒー飲み放題!と思って始めた珈琲屋も2年経ちました。(2周年イベントやってなくてごめんなさい。僕が顔を覚えている常連さんにはその都度お礼やおまけをしているのでなんと大目に見てもらいたいです🙇♂️)
そんな店主、結局珈琲屋を始めてからもコーヒー買いまくっていまして、本末転倒なのですが
珈琲屋がつい買ってしまう本当に美味しいオススメコーヒーをせっかくなので紹介します。
その前に
先に言っておきます。
コーヒーの美味しいは人それぞれです。あと、オススメも好みの問題なので、知らない人にはオススメはいっさいしません。
ついでに「ブラックで飲めるかどうか」も人それぞれです。砂糖を入れたければ入れればいいし、砂糖入れたからって僕は機嫌を悪くはしません。
ですのでコーヒーの美味しいは「私に合う」かどうかが全てです。
逆に「美味しくない」は「私には合わない」か、本当に美味しくない(焙煎がやばい、淹れ方がおかしい)のどちらかです。
なのでここでおすすめするのはあくまで、わんどの店主が美味しいと感じたコーヒーです。
⚫︎ブレンド部門
✴︎KAMOME by黒井鳥珈琲(北秋田市)
Instagram等で店主が度々推してるコーヒーです。黒井鳥さんの焙煎はどれもザラメみたいな甘さがあります。焙煎機に砂糖入れてんの?ってくらい甘い時もあります笑
たまにしかないBENISUZUMEも、隠し味のキリマンジャロが光るTSUBAMEもいいんですけど圧倒的に甘さを感じるKAMOME、ぜひ飲んでほしいです。店主も何度かグアテマラ+ブラジルで真似しましたがブラジルを2種類使うという極秘のブレンド(あっ、、)なので簡単には真似できません
✴︎欅 byKEYAKI COFFEE(仙台市)
昔働いていた職場の後輩からいただきました。当時の僕はカップオブエクセレンスにハマっていて(周期的にハマります)、ブレンドなんて無難な味と思っていたのですがこれを飲んだら衝撃が走りました。確か、エルサルバドル、ニカラグア、あとなんだろう、、マンデリンも感じたのですがスペシャルティのブレンドだったと思います。深煎りの中になにか特別なアクセントを見つけて、自分もこういう粋なブランドを作りたいなーと思って目標にしていました。
結果できたのが今の恋文ブレンドなんですけど、隠し味に使ってる豆のクセが強過ぎて隠せてないのが難点です笑
⚫︎ストレート部門
✴︎コスタリカ コーラルマウンテンby cafe SAKUYA(鹿角市)
サクヤさんは僕にとっての師匠店です。
今でもたまにお店に行っています。月曜日、僕を見かけたという人は多いはずです笑
スペシャルティであるインドネシアのアチェ・アルールバタ、ケニアのチョロンギも好きなのですが(この2つは僕が飲みたいと駄々をこねたら入荷してくれました、感謝しかありません)豆のグレードがそんなに高いわけではないコーラルマウンテンのポテンシャルを上限まで引き出していると感じたのでコーラルマウンテンを推します。
サクヤさんは浅煎りで酸を出すより、中〜中深煎りの焙煎度で様々な味を出すのが上手いと感じています。中でもコスタリカは重さがなく、最初から最後まで甘い、冷めてもうまいと感じる何杯でも飲みたくなる(もし美味しいコーヒーの定義をあげるとしたらこれら)コーヒーです。
疲れていて癒しが欲しい人にはニカラグアのサンタアナ農園(中深煎り後半)
元気になりたい人はタンザニアのタリメ・ゴールドマイン(中煎り)もいいですよ。
サクヤさんはフルオーダー焙煎で、焙煎度を選べるのですが、215度煎り止めとかすごく細やかな焙煎をやってくださるので
僕も「中煎りの入りくらいで!」とか「ハイロースト後半から2ハゼ手前くらいで!」と鬼みたいなオーダーを出して師匠を困らせています笑
チョロンギやアチェをオーダーする場合は僕は「シティローストの入り」が好きです。
✴︎コロンビア エメラルドマウンテンby加賀コーヒー(大館市)
こちらのお店はとにかく価格が安いのに驚きます。老舗ならではの量り売りスタイルです。そしてたまにSALEをやっていてさらにお値段が安くなるから謎です。2階が喫茶になっていて、新聞にコラムを掲載しているマスターに会えます※セール期間中はひたすら焙煎しているので2階は閉まっています
アイスコーヒー用の豆以外は全て中煎りというスタイルなので中煎りに合わない豆もたまにある気がしますが、エメマンはドンピシャです。他の中米の豆もオススメでが僕はエメマン一択です。
なんて言っていいのかわからないけど
すんごくいろんな味がするのにバランスが良くて、ミルクが入ってないのに入ってるようなコクがあって程よい強さと優しさあって好きです。
✴︎タンザニア アサンテ byカフェ・ブレンナー(潟上市)
カフェバッハのお店です。天王グリーンランドの近くの住宅街にあり、コーヒーに合う手作りスイーツも絶品です。あと、昔ながらの深煎りケニアも力強くておすすめです。
残念ながらアサンテは期間限定なので、毎回あるわけではないですが、上記に取り上げたコーラルマウンテンやエメラルドマウンテンのように色んな味がして最終的に甘さを感じられる逸品です。
コーヒーって酸っぱいか苦いかなんですよ、たぶん。人によってはその中間で甘さを感じる(そういう器官に長けている人は感じやすいと言われています)らしいのですが、今回取り上げたストレート3種はかなりの人が甘さを感じられるのではないかと思います。
自分で豆を焙煎して飲んだ時「まだ全部を引き出せていない、少し酸が強い、もっと深い方がいい」とかがだんだんわかるようになったからこそ、この3種は「最大限引き出した完成形態だ」と焙煎3年目のへっぽこなりに感じるものはあるのです。
なんだか県北のコーヒー屋ばっかり紹介しましたが、この他のお店も結構行ってますしチェーン店も行ってます。(最近はタリーズのナチュラルを結構買っています)あとネットでも豆を買ってます。
行く頻度、買う頻度が高いものを優先的に紹介しました。
気になるお店があったらぜひ行ってみてください。
勧められたけどそうでもなかったというクレームは僕が全部引き受けます。
そのくらい推せるコーヒーたちです。
なんかブレンド作りたくなっちゃう病
クリスマスブレンドっていう限定のものを作って
これまた限定デザインのパッケージなんて作ったら売れるんじゃないかって
浅はかな考えでブレンドを2種類生み出したために、焙煎が追い付かずヒーヒー言っていた店主です。
地獄のクリスマスが終わろうとしています。
当店のブレンドは(ご注文のお客様オリジナルブレンド以外)すべてアフターミックスという方法で作っています。
つまり「焼いてからブレンドする製法」です。
「焼く前にブレンドする」プレミックスと異なり
焙煎度合いが違う豆を混ぜるので、それぞれの豆の特徴を際立たせることができる
と、本で読みました。
ベースをブラジルにしてー
モカで甘さを足してー
グアテマラで香りをつけてー
、、あああ、マンデリンで苦みも足したいわ!
なんていう味の足し算ができてとても面白いので、ぜひ体験してほしいのですが
そのために豆をたくさん買うとお財布が破綻してしまいますね。
なんかいい方法はないかなーって思ってたんです。
そうだ!コーヒー屋になろう!
っていう、私みたいな考え(おい)のはもっと破綻しているので、そういう時は当店に任せてほしいです。
最近こっそり
「自分でブレンド」というメニューを作りました。
店内にある豆を自分の好みで調合して、その場で(お客様が)挽いて、抽出して提供します。
↑昔、寺尾聡さん主演の「優しい時間」というドラマで
お客が豆を挽いているのを見て何となく印象に残ったんですよね。
気に入った場合はドリップバッグに詰めたり、豆で販売も致します。
「コーヒーをもっと身近に」をテーマにこれからもいろいろな楽しみ方を提供していく所存であります。
ちなみに今回のクリスマスブレンドは
silent night→ブラジルベースにキリマンジャロでキレと酸味を加えて、マンデリンでバランスをとる
happy day→妖艶なナチュラルのモカをベースにエチオピアゲイシャのすっきりしたフルーツ感、グアテマラで明るさを表現
だったのですが
ブレンドを2種類作ったために、6種類の豆を延々と焼き続けること
になったわけです((((;゚Д゚))))
この反省は次回に活かします。
新春ブレンドは、やりません( ゚Д゚)
お年玉パッケージも、ぜったいやらん( ゚Д゚)
11月から
能代市(能代北高跡地:6の市)と、大館市(旧田代町:早口駅前に出店しています。
6の市は6のつく日、早口駅前は9につく日です。
11月に出店した印象を述べますと
6の市→風が強い。めっさ強い。
初出店の6日、「風強いっすね」と代表に話したら
代表は「今日はベストコンディションだな」と言っていました。
いや、僕のタープ足2本浮いてますけど?(;'∀')
いきなり能代の洗礼を受けました。これ冬どうすんのかな?
29日に参加したときはさらに強風でたまに雨脚が強くなって
「今日やばくないっすか?」と代表に話したら
「なあに、これが能代市日の原点だ」と目力強めで返され
だめだ、これ話が通じないやつだ(笑)と悟りました。
そうなんです、能代はとにかく風が強いんです。
駐車場で車のドアを開けるときなんて特に、隣の車に注意してください。
↑なんかやらかしたな
6の市の利点は電源が使えることです。知らずに初回カセットコンロ持参で行ったら、風で火が消えて大変でした。
早口駅前市日→なんだか店感が強くてワクワクする。
初出店の9日、やべえ遅刻だ!と7時に到着すると「なんだ早ぇな」と代表。
黙々と店のひさしを上げて、のぼりを準備していました。
こっちは屋根があっていいな。でも電源がないからなーなんて考えながら僕も準備をしました。
△早く行き過ぎて、ポツンと出店
8時前くらいから出店もお客さんもちらほらと増えて、にぎわってきました。
市日は種苗店や農家さんが出なくなる秋ごろから寂しい感じになるんだそうです。
早口駅前の市日はなんともゆったり。
代表が火を起こしてハタハタを焼いていたり
他の出店者が炭火で鍋やお汁粉をふるまったり、なんだか自由でほっこりする会でした
……と、日記を書きかけて放置したまま年末になってしまいました。
こんな日記誰も読んでないんだろうなと思って、正直言うと半分くらい忘れかけていました。
6の市でお客様に「ブログ見てますよ」と言われたときは
何のことだ?と思ったくらいです。
※あとでこの日記のことかと思い出しました。ありがとうございます。
さて、私の市日事情からお話ししますと
6の市は2回しか出ませんでしたが、早口市日は継続しています。
主な理由は2つあります。
まずは「競合しない」ことです。
能代には自家焙煎店や喫茶店が結構ありますが、早口(大館市田代地区)には、私が知っている限りでは、ないのです。
そのためお客様が結構興味を持ってくださるのです。最近では調子に乗って実家の精肉店から総菜も持って行っています。
もう1つは単純に強風に心が折れそうになったからです。
何とかして風対策をしないと、営業どころじゃない、冬は越せない
このままでは心かテントか、どちらかが確実に折れてしまう(うまいこと言った!)
ということで作戦を練るため一時撤退します。逃げるのではありません。
勇気ある撤退だと言い聞かせています。
自分は、原点にたどり着くにはまだ早いんだ、きっと(汗
1年前は、まさか来年の自分が市日でお店出してるなんて想像すらしてませんでしたから(笑)
中山代表はじめ、諸先輩方の知恵やご助言を大切にしながら市日に貢献出来たらいいなーって感じます。
先日結構な雪が降って、到着が遅くなった時、珍しく代表も遅くなったようで
「わりっ!自分のとこは頼むな!」と店の前に
3分の1くらい穴の開いたスノーダンプと、スコップと子供用そりが2台置いてあったとき
「代表スゲーな、いつも一番最初にきて準備してくれてるんだよなー」と改めて感謝と畏敬の念に打たれました。
12月29日も、1月からも早口駅前市日に出ます。
ぶっちゃけ市日に出ても赤字ですが、注文が一つでも入れば「仕事したぞ、コーヒー届けたぞ」
と達成感で嬉しくなりますので、ご注文いただければ幸いです
テレビ中継地点に選んでいただきました
本日(8月26日)放送のAKT秋田テレビCATCH UP内の
「あっぱれ!昼飯前」の中継先に選んでいただきました!
以前、同番組内の「駅からミッション」で二ツ井を訪れた際に
絶賛改装工事中だった店舗に興味を持ってもらったようで連絡をいただいたのですが
初めてのテレビで生中継ってどうなんよ?
って緊張で甘噛み連発覚悟でしたが
スタッフの方々や、石垣さんのトーク力と雰囲気づくりに、終始和やかに撮影に臨むことができました
↑スタッフさんもオリジナルドリップ作りました
最初は事業のほうに興味を持っていただいたのですが
いつの間にか僕の事業の紹介は
実家(明治創業の精肉店)や父の車(AE86スプリンタートレノBLACKLIMITED)
のバーター状態になっていました(笑)
打ち合わせの時から、明らかに車に一番食いついてましたよね?
ね?スタッフさん?!
↑駐車場でのオープニング(約1分)打ち合わせです
しかし番組の中で
跡継ぎ問題をはじめとする、地域の課題や
人物にスポットを当ててくれる、店とそれにまつわるエピソード
を含めて紹介してくださったのはすごく嬉しかったです。
ちなみに父は、母の両親に車を買ってもらったそうですが
実は僕も妻に車を買ってもらいました。
親子そろってヒモみたいだなと思いました。
事業を継承した父と、その店をいずれのっとってやろうと陣地を広げる僕
車を守り続ける父と、それを売り飛ばして現金に換えようとしている僕
二ツ井駅前の小さな小競り合い、肉屋とコーヒー屋の共存、田舎における保険外リハビリの今後
見どころ満載の神丹精肉店とリハビリ&カフェルームわんどを今後もよろしくお願いします
↑もともと二ツ井町にはイベント等でよくいらしていた石垣さん
快くサインをしてくださいました。
20分くらいの中継でしたが前の週の打ち合わせのほかに、当日も1時間半以上前から最終確認。
月並みな感想ですが、番組を創るってすごいなって思いました